ミーティング番号: 2518 853 7723 ミーティングパスワード: R6seika
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プログラムと予稿集
口頭発表
13:20~ シラスのコンクリート用材料としてのJIS 化の経緯と今後の展開
研究主幹 袖山 研一
シラス台地を形成する普通シラスを乾式比重選別して火山ガラス質,軽石質,結晶質,粘土質に分離します。火山ガラス質を粉砕した粉は,混和材のJIS A 6209「コンクリート用火山ガラス微粉末」とし
て2020 年3 月に登録され,2024 年3 月にはJIS A 5308「レディーミクストコンクリート」に用いる混和材として採用されました。この生コンJIS 化に至る経緯と今後の展開について述べます。
13:40~ 焼酎粕を活用した乳酸発酵飼・肥料の商品化とその効果
株式会社栄電社 坂口 研三
焼酎粕を乳酸発酵することによって1年間利用できる焼酎粕乳酸発酵液(CAS パワー)を商品化することができました。CAS パワーの効果として、ニワトリの増体や、タイ仔魚の生残率向上などの効果を確認できました。今年は事業化元年として焼酎粕の利用拡大に向けた取り組みを進めていきます。
14:00~ 鹿児島みその「整腸作用」とその強化
食品・化学部 加藤 由貴子
水溶性食物繊維の大麦βグルカンを含む鹿児島みそには整腸作用が期待できます。もち麦を利用することでβグルカンを強化し,さらに減塩製法を応用して,新たな鹿児島みそを開発しました。動物試験によ
り,これらのみその継続摂取による腸内環境改善,脂質代謝改善の可能性を見出しました。
休憩(15分)オンライン向けポスター
14:50~ 微好気性環境下におけるバイオガスからの脱硫法の開発
食品・化学部 廣岡 侑磨
メタン発酵槽に微量の空気導入を行いバイオガスから硫化水素を取り除く方法を開発しました。また,実プラントにおける実験においても,微量の空気導入により脱硫剤を従来の半分量に減少させることができました。
15:10~ 逐次鍛造による局所増肉成形法の開発
生産技術部 松田 豪彦
金属製厚板面上に盛り上がり部がある部品を成形する局所増肉成形法を開発しました。同成形法は,材料の除去や裏面からの窪みを伴う押圧が必要なく,1つ金型内で部品の輪郭を成形しつつ盛り上がり
部をつくることができます。
15:30~ 三次元測定機による真円度測定の高精度化
生産技術部 岩本 竜一
三次元測定機とリングゲージを用いた真円度測定の高精度化手法について提案しました。本手法はリングゲージを準備するだけで,金型のガイドポスト穴等のような高い測定精度が要求される部位の真円度形状の評価方法としての可能性を見出しました。
ポスター発表
立体造作物の簡易CADデータ化
生産技術部 藤田 純一
既存の製品などをCAD データ化したいとの相談が多く寄せらますが,立体形状を精密に測定する装置は高価で,かつ測定データの後処理には高度な技術を要しなかなか取り組まれていません。そこで,立
体形状を容易に測定し,かつCAD が容易に扱えるロフトデータを取得する手法を開発しました。
PIV法を用いた空気の流れ解析に関する研究
企画支援部 奥 雅貴
多点の空気の流れを同時に調べられるPIV 法を当センターで運用できるよう,本研究では解析時のパラメータの最適化を検討しました。1 フレームあたりの画素移動量を5 -12pixel,検査領域を8 -32pixel,探査領域を1 フレームあたりの画素移動量の約1.5 倍以上に設定するのが適正であることが分かりました。
共振位置の可視化プロセスの開発
生産技術部 谷山 清吾
シミュレーション及び安価な加速度センサーを用いた共振位置の可視化プロセスを開発しました。本手法によって簡易かつ安価での共振位置の可視化を行うことができ,より精度の高い共振試験が可能に
なります。
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