塑性加工の3次元実験シミュレーション方法及び装置(特許第4771338号)
本発明は,樹脂製モデル型と金属材料の変形を再現可能な特殊ワックスを使用し,多数の鋼球を埋め込んだワックスの塑性変形に伴う鋼球の動きをステレオX線により視差撮影し,その視差画像を用いて加工の任意段階で鋼球の3次元座標を演算することで,材料内部変形の様子を可視化することを特徴としています。
金属の塑性加工シミュレーション用モデル材料(特許第5181120号)
本発明のモデル材料は,ワックス等の固形蝋や動植物油脂,合成油脂,鉱物油,合成油,樹脂類等の数多くある高分子物質の組み合わせや配合割合を25℃における針入度と微粉末との配合比で管理して,従来の市販モデル材料では調整できなかった加工硬化指数(n値)を幅広く調整することができ,より多くの金属材料や加工条件の実験シミュレーションに対応可能となることを特徴としています。
押出し加工における3次元デッドゾーン形状の特定方法(特許第5909725号)
金属材料の塑性変形を高精度に再現可能な粘土質のモデル材料を用いて,球体を必要最小限の個数だけモデル材料の外周に埋め込み加工前の素材とし,押出し加工によるモデル材料の塑性流動に伴う球体の移動軌跡をステレオX線で撮影することで,押出し加工品の曲がりの要因となる3次元デッドゾーン形状を短時間で簡単かつ確実に特定することを特徴とします。