いちおし
本発明は,所定の厚さを有するタブレット状素材を用いて鍛造品を成形するタブレット鍛造金型及びタブレット鍛造方法並びに鍛造品に関するものです。
概要
幅狭の薄板コイル鋼材をせん断してタブレット状素材を得るせん断加工工程と,タブレット状素材の板厚と直交する方向から圧縮加工して鍛造品を成形するタブレット鍛造工程と,タブレット鍛造工程で成形された鍛造品を厚さに対して直交する方向からシェービング加工する工程により,歩留まりよく鍛造品を成形することを特徴とします。
技術分野
本発明は,複数のダイス及び複数のパンチから加工対象に成形するための鍛造工程に合致する1組を選択する操作を繰り返して,複数の鍛造加工や切削加工を行うことで,加工精度向上とコスト低減を図るターレット鍛造装置に関するものです。
課題
ファインブランキング加工では,高精度で高品質の製品を作るためには,「さん幅」が必要であるため廃棄する材料が多く,加工コストを下げることが困難でした。また,鍛造加工方法では,通常,円柱素材から加工を始めるのが常識であり,工程数が多く,しかもバリが多く生じ廃棄材料も多くなるなどの問題がありました。
解決手段
完成品の板厚に対応した厚さを有するタブレット状素材を用いて鍛造品を成形するタブレット鍛造方法であり,幅狭の薄板コイル鋼材をせん断して完成品の板厚に対応した厚さを有するタブレット状素材を得るせん断加工工程と,タブレット状素材の板厚面に正対する方向から圧縮加工し,鍛造品を成形するタブレット鍛造工程とを含みます。
キーワード
タブレット状素材,鍛造加工,シェービング加工
特許情報
【実施権】なし
【出願日】2014/5/30
【共有相手方】(株)秦野精密