機器紹介・試験紹介「染色堅ろう度試験機」
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●染色堅ろう度試験とは
染色堅ろう度試験とは,繊維製品において,染料などによる染色の丈夫さ(抵抗性)を調べる試験であり,「色の変わりにくさ」や「色落ちのしにくさ」を見るものです。
日本産業規格(JIS)では,JISL(繊維)に規定されており,洗濯・汗・光・摩擦・熱湯・水・ドライクリーニングなどの項目から,製品使用目的に応じて試験を行います。
●判定について
耐光堅ろう度以外の判定は変退色・汚染により,1から5級,耐光堅ろう度は1級から8級まであり,1級が最も悪く,級数が高くなると良い結果を示します。
◆変退色:色相・明度及び彩度を総合した色の変化(変色や退色のこと)
◆汚染:染料などが添付白布に移行すること(色移りのこと)
●活用事例
大部分の繊維製品は,染料あるいは顔料によって着色されていますが,繊維の種類・使用する染料のほかにも,染色条件や後加工などにより,染色堅ろう度は変化することがあります。
このため,これらの規格を用いて生地や製品の染色堅ろう度を事前に確認する必要があり,それが製品の品質保証の一助となります。
ご利用希望の方は,お気軽にお問い合わせください。
【設備使用料】
染色物摩擦堅ろう度試験機 550円/時間
耐光堅ろう度試験機 640円/時間
【依頼試験料】
染色堅牢度試験 1,140円/件
耐光堅牢度試験 2,570円/件
※いずれも令和3年度(2021年度)の料金です。 最新の料金は,こちらでご確認ください。
(食品・化学部)