企業からの研修生の受入や,各種の技術講習会の開催を行っています。
研究会
県内企業の技術者・研究者を組織化し,その中で必要な技術的課題の抽出と解決を図り,企業の技術力向上や新分野への進出に役立てる研究会支援を行っています。
川辺クラフト研究会(令和4年設立)
当センターならび企業に導入されたレーザ加工機と若手仏壇製造企業による新しい工芸品の試作開発を行う。
センターならびに企業に導入されたレーザ加工機と川辺仏壇の製造技術(木地,塗り,彫刻,宮殿,金具,蒔絵)を融合した工芸品の可能性を探る。
繊維染色研究会(平成28年設立)
繊維,染色に係る企業を対象として,会員相互の技術的な情報交換,当センターからの情報提供を基本に,会員と当センターが一体になり,売れる商品作り,新しい技術の導入を図り,会員企業の発展に寄与することを目的とする。
3Dプリンタ高度利用研究会(令和2年設立)
3Dプリンタが一般に認知されてから10年近く経過した。県内でも,製造業を始め沢山の企業に普及価格帯のプリンタが導入され活用されている。また高性能型のプリンタも一部企業には既に導入されている
しかし,3Dプリンタには色々な造形方式があり,その方式により造形に適する形状や材質,造形時の配置角度などの造形ノウハウはそれぞれ異なり,そのノウハウを個々で蓄積しているのが現状である。
しかし,高精度で高度なものをより効率よく造形するには,プリンタの高度な利用法に関する県内企業間での情報共有が必要である。そこで各企業の所有するプリンタのより高度な利用方法に関して会員間で情報を共有し,県内の3Dプリンタ関連産業をより振興させ,県内製造業の底上げを図ることを目的とする。
ものづくりIoT研究会(平成28年設立)
世の中のさまざまなモノがインターネットを介してつながり連携できる技術をIoT(Internet of Things)と言う。さまざまな業種で利活用方法が可能で,大きな市場が期待できる技術である。
本研究会ではIoTとその周辺技術に関する情報を収集して,県内ものづくり企業におけるIoTを利活用した「デジタルものづくり」への対応を図ることを目的とする。
CNF利用技術研究会(令和3年設立)
セルロースナノファイバー(CNF)は,紙やパルプにはない特異的な性質をもち,多種多様な用途展開が期待されている。本研究会では,当センターからの情報提供や講師による勉強会等の活動を行い,鹿児島県内で製造されるCNFを利用した新商品開発や事業化につなげることを目的とする。
バーチャルものづくり研究会(令和4年設立)
バーチャルものづくりを基盤としたDX化支援を行うために導入した機器について,県内企業に広く活用してもらい,企業のデジタル化を促進させ,県内ものづくり企業のDX化による製品開発能力を向上させる。
製材JAS研究会
令和4年1月26日に,「かごしまJAS材等生産者協議会(会長佐々木幸久氏(山佐木材会長))」が発足し,県内の製材企業のJAS認証に向けた活動が活発になる。
工技センターとしても製材企業支援のために,担当者レベルの研究会を立ち上げ,勉強会,意見交換などを通してJAS認証制度に関する知見を深め,認証取得への一助になる活動を行う。
ミネラル膜利用技術研究会(令和3年設立)
溶岩等をプラズマ手法によりコーティング膜に作製した「ミネラル膜」の利用技術の展開を図る。具体的には,コーティング膜の作製技術を説明し,コーティング膜の性質や特徴を把握してもらう。これによって,各社の要望や課題を挙げながら意見交換することで,ミネラル膜を活用した新しい利用技術の発掘と開拓を行う。